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古知野屋

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お店の歴史

45年前、愛知県の自宅で「手作り・リサイクル・骨董」という形でを営み始めたのが始まりです。 

松本は30年以上前から何度も来ていました。ご縁があり15年ほど前に、大名町に布を主とした骨董屋を開きました。古いキレや着物、帯を主に扱っています。 

どう活かすかを考える

古いものは色々な使い方をしてきた歴史があります。ですが「こう使わなければいけない。」という決まりありません。色々な意味でこれは何に使えるか、どう活かせるかと考えることを大切にしています。

BORO(ぼろ) 

着物は日本の伝統衣装です。捨てずに活かすというのは江戸時代は当たり前のことでした。 

古い布や着物は「BORO(ぼろ)」という言葉で世界中に愛好家が多くいらっしゃいます。刺し子したものを裂いて作ったものや、木綿などの生地を使い込んでボロボロになった“強く生きてきたもの”というのに皆さん強く感動するようです。日本の持ってきた強さ、強く残ってきたものに惹かれる。着こんで柔らかくなり今でも手を通して使える、飾れるいうものに皆さん惹かれるのだと思います。 

用の美 

古美術として手に持つより生活の中で使って楽しみ、見て楽しんでいただきたいと思います。 

木も布も資源。限りある資源です。残されてきたものを大切にする。捨てることは簡単なことですが、使い方は自由でいいのです。小さな布を継いで大きな布にしたり。針をさしたり。下手くそでもなんでもいい。何にしていくかはその人次第です。 

活かせた時は素晴らしい 

昔の人たちは自然な物、苦労して山に登り繊維になるものを摂って、手間をかけて布にしました。だから布は食べる物よりも貴重なものでした。捨てることができないから活かして着て、今も「BORO(ぼろ)」として残ってきたのです。 

布を活かす、再生する。何か自分で使えるものに作り替えて活かせた時、人は優しくなれると信じています。 

アイデア次第で、どんな形にも生まれ変わります。どうぞ使ってください。 

古布以外の古物も扱っていますのでぜひお立ち寄りください。